1日3名に切り替えた話
前回、チラシ配りやGoogleマップの登録を続けながら、オープン月48人から3ヶ月で約80人まで来店数を伸ばしていった話を書いた。今回は、そこからなぜ「とにかく数をこなす」スタイルをやめて、今のような1日3名限定のスタイルに切り替えたのかを書こうと思います。
開業してしばらくは、予約が入ることが何よりありがたかった。
一人でも多くのお客さんに来てほしくて、できる限り予約を詰め込んでいた。
忙しい日は朝から晩まで休む間もなく施術が続く。それでも、独立してすぐの頃は、それが当たり前だと思っていました。
ただ、営業を続けていく中で、自分が本当に目指したいのはこの形じゃないなと感じるようになった。
一人サロンだからこそ、できることとできないことがある。
数をこなせば、その分多くの人に来てもらえる。でも自分がやりたかったのは、一人ひとりのお客さんに、もっとじっくり向き合った質の高い施術を届けることだった。
お客さんにとっても、慌ただしい雰囲気の中で施術を受けるより、ゆったりとリラックスできる時間や空間の方が心地いいはずだ。完全個室でマンツーマンという環境を活かすなら、そこにもっとこだわりたいと思うようになりました。
それに、体力的な面も考えた。
一人で全部の工程をこなす以上、無理な詰め込みを続けていれば、いずれ長く続けられなくなる。長く働き続けるためにも、自分の体力と相談しながら営業できるペースを作っておきたかった。
そして、独立を決意したきっかけの一つには、家族との時間を大切にしながら働きたいという思いもあった。
数をこなすスタイルのままでも、当時はなんとかやれていたけれど、この先もずっとそのペースで続けていけるとは思えなかった。
長く、無理なく続けていくために、今のうちから働き方を見直しておきたいと考えた。
そこで出した答えが「1日3名限定」だった。
単価を上げて、施術の質を高めて、来てくださる方に本当に満足してもらう。
そうすれば、無理に数をこなさなくても、経営としては成り立つはずだと考えた。
正直、切り替える決断には勇気がいった。
今まで受け入れていた予約を断ることになるわけだから、売上が下がるんじゃないかという不安は当然あった。
それでも実際にやってみると、一人ひとりにかけられる時間が増えたことで、施術にもさらに余裕を持って向き合えるようになった。
お客さんとの会話もゆっくりできるようになり、結果的に満足度が上がって、リピートや紹介にもつながっていった。
数を追うことをやめたことで、自分が本当にやりたかった働き方に近づけたと思う。これは自分にとって、独立してからの大きな転機でした。
次は、1日3名限定に切り替えたことで、実際にどんな変化があったのか、もう少し具体的に書こうと思います。
