1日3名限定にしてから8年目の今
前回、数をこなすスタイルをやめて、1日3名限定に切り替えた話を書いた。今回はこのシリーズの最後として、あれから8年経った今、独立からのここまでを振り返って思うことを書こうと思います。
手取り14万円だった会社員時代から、独立を決意して、物件を契約して、開業して。振り返れば、あっという間のようで、一つひとつがとても濃い8年間でした。
1日3名限定に切り替えたとき、正直、この先どうなるかまったく見えていなかった。
それでも今、こうして8年間続けてこられたのは、あの時「数」ではなく「質」を選んだことが、結果的に正しかったからだと思います。
独立当初に受けた融資も、今では返済を終えている。あの頃、審査の結果を待つ数週間、胃が痛くなるような思いをしていたことを思うと、感慨深いものがあります。
がむしゃらに数をこなしていた時期があったからこそ返済を続けられたし、その後スタイルを変えたからこそ、長く続けられる土台ができた。どちらも、今の自分には必要な時期だったんだと思います。
今は、一人ひとりのお客さんとじっくり向き合いながら、無理のないペースで営業できている。忙しさに追われて余裕がなかった時期に比べると、心にも体にも、そして家族と過ごす時間にも、ゆとりを持てるようになりました。
ま独立を決意したときに描いていた「家族との時間を大切にしながら働く」という思いに、今の働き方は近づけていると感じています。
8年間、たくさんのお客さんに支えてもらってきた。開業当初に来てくれた方が、今も通い続けてくれている。
そのことが、何より嬉しい。数字だけを追いかけていたら、きっと見えなかった関係性だと思う。
振り返ってみると、独立という選択は、決して平坦な道ではなかった。
手取り14万円の不安、融資の緊張、開業準備の忙しさ、集客の波、そして働き方の見直し。
どの段階にも、それぞれの悩みや迷いがありました。
それでも、あの時「このままじゃダメかもしれない」と思って動き出したことを、今は後悔していない。
むしろ、あの一歩がなければ、今の暮らしも、今のお店も、今の自分もなかった。
これから先も、大きく変わらず、目の前のお客さんに丁寧に向き合っていきたいと思っている。
8年間続けてきたことは、これからも変わらず続けていく一番の土台になる。
長くなったこのシリーズを、ここまで読んでくださった方に感謝したいです。
ここから先は、日々のサロンワークの中で感じたことを、また少しずつ書いていこうと思います。
